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会社の説明だけでは、伝わらない。
「イベントで会社のことは丁寧に説明したはずなのに、学生の反応が薄かった」
「“良い会社ですね”とは言われたけれど、選考には進まなかった」
――そんな経験はありませんか?
学生にとって企業と初めて出会うイベントの場。
だからこそ、しっかり会社の魅力を伝えたいと考える企業様も多いと思います。
でも実は、「説明した=伝わった」ではないことも少なくありません。
今回は、イベントや面談の現場で見えてきた「学生に響く伝え方」についてご紹介します。
説明は届いている。
でも、感情は動いていない。
イベントでは事業内容・働き方・キャリアパスなどを資料を使って丁寧に説明される企業様がほとんどです。
情報としては、学生に“ちゃんと伝わっている”。
それでも、「選考には進まない」という結果になる背景には、“情報の理解”と“感情の共鳴”の間にギャップがあることが多いのです。
学生の多くは、
「なんとなく雰囲気が合いそう」
「この人と一緒に働いてみたいと思えた」
といった感情ベースの納得感をもって、次の一歩(選考)に進んでいます。
学生からよく聞く声
「イメージが湧かなかった」
実際に、イベント後に学生からこんな声を聞くことがあります。
「会社の話はよく分かったけど、自分がそこで働く姿が想像できなかった」
「魅力的だったけど、“自分が応募する理由”までには至らなかった」
つまり、情報は伝わっていても、学生自身の行動に結びつく“きっかけ”が足りていないのです。
「伝える」より「届ける」ための4つの視点
① スライドを読むより、「人の話」をする
学生が最も記憶に残しているのは、会社の数字ではなく“人の言葉”です。
・「実は最初は入社に迷いがあって…」
・「こういう失敗があったけど、仲間に救われた」
そんなリアルなエピソードのほうが、事業内容よりも心に残ります。
② 「どんな人が合うか」を正直に話す
企業側が“理想の人物像”を語ることで、学生は「自分が合っているかどうか」を判断しやすくなります。
逆に、どこか“誰にでも合う会社”のように聞こえてしまうと、学生は「自分がここで働く理由」を見出しにくくなります。
③ 質問を投げかけ、対話をつくる
一方的に話すのではなく、
・「○○さんの大学ではどうですか?」
・「自分の強みってどう思いますか?」
などの問いかけを挟むことで、学生の参加意識が高まり、記憶にも残りやすくなります。
④ 「あなただから、私たちの会社に合う」と伝える
学生にとって印象に残るのは、「どんな人を求めているか」以上に、
「自分のことをちゃんと見てくれている」と感じた瞬間です。
・「その考え方、うちの○○に似ていてとても共感しました」
・「今のエピソード、実は当社の○○職でまさに活かせると思います」
そんな風にあなたに向けて話している実感を持ってもらえることで、志望度は一気に高まります。
つまり、“会社説明をする”のではなく、一人の人間としてその学生に向き合い、フィードバックを返すこと自体が“響くコミュニケーション”なのです。
志望度は、情報の量ではなく“実感”から生まれる
どれだけ丁寧に情報を伝えても、学生にとって「自分ごと」として感じられなければ、行動にはつながりません。
特に、地方国公立・体育会学生のようにナビやDMでは伝えきれない魅力を持った学生たちにこそ、対話を通じた発信が有効です。
だからこそ私たちは、1対1で向き合う採用イベントや面談の中で、“説明”ではなく“対話”によるコミュニケーションを重視しています。
まとめ|その説明は、記憶に残っていますか?
学生が「また会いたい」と思うのは、情報の多さよりも、人の言葉や熱量です。
イベントの場では、“伝えるべきこと”を削ってでも、“伝わる形”を意識することが何よりも重要です。
「いい会社ですね」で終わらせない。
その先の「選考に進みたいです」につなげる“届け方”を、今こそ見直してみませんか?
採用イベント導入までの流れ
リードエフォートの採用イベントは、初めてご参加される企業様にもご安心いただけるよう、スムーズな導入プロセスをご用意しています。
▶︎STEP1 お問い合わせ・ご相談(無料)
まずはフォームまたはお電話にて、お気軽にご相談ください。貴社の業種・採用対象・採用状況に応じて、最適なイベント形式や開催地域をご案内いたします。
▶︎STEP2 参加イベント・開催地のご提案
全国で開催している複数のイベントの中から、ご希望の地域・対象学生層(理系・体育会など)に合った日程をご案内いたします。過去のマッチング事例や学生傾向もあわせてご紹介可能です。
▶︎STEP3 ご契約・参加企業登録
ご参加内容・スケジュールをご確認いただいた後、正式なお申し込みとなります。また、事前に学生の氏名・学部・部活動・志望職種などを記載した名簿を共有いたします。これにより、各学生に合わせた面談設計や話題の準備が可能となり、より質の高いコミュニケーションが実現できます。
▶︎STEP4 イベント当日
当日は、最大15名の学生と1対1の個別面談(1人あたり12〜15分)を実施いただきます。すべての参加学生と必ず接点が持てるよう、全企業が全学生と面談できるタイムテーブル制を採用しています。当日の進行や学生対応についても、弊社スタッフが丁寧にサポートいたします。
▶︎STEP5 フォローアップ・振り返り
イベント終了後には、全学生の連絡先・興味を示した企業などをまとめた報告書を共有いたします。これにより、どの学生を優先的にフォローすべきかが可視化され、効率的なアプローチが可能になります。また、イベント後の選考に進んだ学生に対しても、志望度をどう高めるか、選考中の不安をどう解消するかなど、状況に応じたフォローアップ方法をご提案。内定獲得まで伴走し、継続的に支援いたします。